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【Splatoon3】 2022冬 Chill Season前半 環境振り返り Part2

皆さんこんにちは

Part1の次の日にPart2を出す予定だったんですけど、Xマッチの亡霊に取りつかれて記事作成に腰を据えられませんでした。

では早速Part2に行きたいと思います。

(※チマチマ記事書いてたらアプデ内容が発表されてしまったんですが、アプデ内容には触れずに書いていきますすみません。)

 

 

ちなみにこれが前回です。

buraudo.com

 

2022年冬 Chill Season 前半の環境をスペシャル・ブキ・ギア毎に振り返る

Chill Seasonをスペシャルで振り返る

耐久・火力(連射・爆風)・射程 全てを兼ね備えたカニタンク

このシーズンが始まる前からかもしれませんが、

スプラ3のスペシャルと言えばもうこのスペシャルを頭に浮かべる方が多いのではないかと思います。

カニさんにやられることが非常に多いせいで、デスカメラでカニさんが映ってる事も多くてそのせいで印象に残りやすいのもあるかもしれませんね。

ショクワンダーやグレートバリア等、魅力的なスペシャルは多々ありますが、

現在使用率が非常に高いのはカニタンクです。

何故カニタンクがここまで多いのか。

厳密には シャープマーカーが多い なんですが、

まずはカニタンクの性能をおさらいしていきます。

 

小タイトルにも記載してますが、

カニタンクは耐久力も火力も射程もあります。

勿論、複数人で囲めばすぐに壊すことができますが、

囲まれない位置・相手を上から見ることが出来る高い位置・抑えの時に孤立する前に 等、

使いどころを考えれば一方的に攻撃することができるスペシャルです。

  • 連射はスピンアップに多少時間はかかるものの、最高速度になると一瞬で敵が倒せるくらいの速度で弾が射出され、
  • 相手が斜線を切れる障害物の裏に移動したら、Rボタンで爆風の特性を持つカノン砲を放って追い打ちをかけることが出来ます。(エクスプロッシャーの弾と同じ性能です。)
  • それに加えてスペシャル発動時間が長く、かなりの制圧力を発揮します。

以上の性能から、全スペシャルの中でも突出した強みを持っていて、

勝ち筋を作るために必要な要素が詰め込まれた強力なスペシャルとなっています。

 

正直、Chill Season前半を代表するスペシャルはカニタンクのみであると思っているため、スペシャルの振り返りはここまでに、

続いて、シャープマーカーが多い理由に触れていきます。

 

Chill Seasonをブキで振り返る

Chill Seasonを代表するシャープマーカー

前述したとおり、非常に高性能なカニタンクですが、

その強力なカニタンクはどうしてシャープマーカーでしか使用されていないのでしょうか。

その理由は以下の通りです。

  1. 手前処理が出来る後衛ブキになれる
  2. クイックボムで削った後にカニタンクを発動することでキルの確実性・即効性が上がる(SPとサブの噛み合わせが最高)
  3. クイックボムで先手を打つことで、相手にカニタンクと対面する余裕を与えず、他のカニタンクブキ以上に割られずに強みを押し付けることができる。

順に説明していきます。

 

1.手前処理が出来る後衛ブキになれる

まず採用される1つ目の理由として、手前処理が出来る後衛ブキとして立ち回ることが出来る点です。

後衛ブキというのは本来手前処理が苦手です。

打開に入る際は手前から処理していって前線を上げていく必要がありますが、

シャープマーカーは塗りが強いシューターであるため、その手前処理を当たり前にこなすことが出来ます。

 

スプラトゥーンにおいて、勝敗を分ける最も重要なポイントは

チームでスペシャルを合わせて行う「打開」と「防衛」であり

シャープマーカーはその重要なポイントにおいて、

重要なポジションである後衛ブキの役割を

カニタンクを発動して担うことが出来ます。

 

打開と防衛というのはハイレベルになればなるほど、

スペシャルを発動してからものの10秒もあれば終了していくため、

カニタンクの発動時間9秒はそのターニングポイントにピンポイントでぶっ刺さっているわけですね。

 

スプラトゥーン2から立ち回りの研究は進んでおり、

今作では斜線が通りやすいステージも多く、後衛ブキの強みももちろん押し付けやすいですが、

より一層敵から狙わられるポジションともなっています。

 

後衛ブキのデスは重く、戦況に大きく影響を与えます。

そういった不安要素も、潜伏や奇襲等の急な接敵にも対応できるシャープマーカーを採用することで排除することができます。

 

後衛ブキは試合の中で最も重要なタイミングで存在すればそれだけで十分、という判断になっています。

それがChill Season前半にて、最終的に後衛ブキが編成に採用されない理由になっていると僕は考えています。

 

手前処理が出来る後衛ブキ、このコンセプトだけでもかなり強みなんですが、

シャープマーカーの強みはまだまだあります。

 

2.サブとスペシャルの嚙み合わせがシリーズ最高レベル

スプラトゥーン2の話になりますが、皆さんは「クイボスーパーチャクチクイボ」というコンボをご存知でしょうか。

初期からプレイされていたプレイヤーの皆さんならご存知だと思いますが、

広範囲で圧倒的な瞬間火力が出せるということで、スプラシューターが大流行した時期があります。

そんな強力なサブスペコンボがどうして使用されなくなったのか。

それは「スーパーチャクチは倒すことが可能」という事実が判明したからです。

「チャクチ狩り」という愛称で様々なクリップやキル集に採用される日々が到来しました。

 

同様に、クイックボムとジェットパックを持つL3リールガンDはどうでしょう。

クイックボムで削って、ジェットパックの爆風で倒す。

スーパーチャクチよりかは安定してキルに繋げることができ、

サブスペが良い嚙み合わさり方をしていましたが、

やはりジェットパックも発動中は倒されやすいというリスクを背負っていました

結果的に最終的には準環境ブキくらいの位置に収まりました。

 

サブスペの組み合わせで即効性のあるキルを取る手段は理不尽が発生するため、

強みはあるけど、リスクを伴なうのも当然であるはずです。

 

環境入りするブキには「安定性」は不可欠で、そのリスクが環境入りしなかった大きな理由となります。

 

(※ボトルカイザーフォイルや、おちばシューターの即割バブルはサブスペの嚙み合わせで生み出された戦術で、理不尽さも勿論ありましたが、

あくまでも近距離における即効性なので、ちょっと今回は除外します。

ジェッカスもめちゃつよでしたが、クイボが届く位置に敵がいる状態でハイプレを使うことはそこまでないはずなので今回は除外します。)

 

 

しかし、シャープマーカーのカニタンクはどうでしょう。

中距離・遠距離の敵ををサブ性能を積んだクイックボムで安全に削って、

耐久を持つカニタンクで安全に更に削る。

 

サブスぺで火力が出る組み合わせで、伴っていなければいけないはずのリスクが無いですね。

 

これがカニタンクブキが他にもある中で、シャープマーカーしか採用されない大きな理由の一つです。

 

スプラトゥーン3のスペシャルは全体的にキル力は控えめとなっており、

スペシャルとメインを組み合わせてキルを取っていくようなゲームシステムとなっています。

 

そのため、シャープマーカーのみが持つこの安定さ確実さを兼ね備えたキル手段というのは、より一層ずば抜けたモノであることが分かります。

 

現状、キルの観点でこのサブスペの嚙み合わせと並ぶブキセットは存在せず、

スプラトゥーンの過去作のブキと比較してもずば抜けた性能を誇る組み合わせであることがわかります。

 

今後カニタンクには様々な調整は入っていくと思われますが、

このキル手段が確立されている限り、他のブキが環境入りしてくることはあまり見込めないのではないかと懸念しています。

 

以上がシャープマーカーが採用される理由の2つ目です。

 

3.先手を取って、対処させない唯一のカニタンク

僕が考える3つ目の理由として、カニタンクの対処を許さない対面の入り方が可能である点です。

現状、カニタンクが使用出来るブキはシャープマーカーの他に

  • スプラマニューバー(サブ:キューバンボム)
  • L3リールガン(サブ:カーリングボム)
  • プライムシューター(サブ:ラインマーカー)

が存在します。

ただ、これらのブキはいづれもサブを組み合わせることでの即効性がありません。

(※プライムのラインマーカーとカニタンクは理論上嚙み合わせはいいはずですが、サブスペコンボを決められたことが正直に1度もないです。)

 

いくら耐久を持つカニタンクとはいえ、

敵を削らずに使用するカニタンクと、削った後に使用するカニタンクでは、雲泥の差があります。

敵が体力マックスの状態であれば、正面から壊しに来ることも多いはずです。

ですが、先に体力を削っておけば正面から壊しに来ることは普通はあり得ないでしょう。

キルの即効性だけでなく、敵を削ることでより安全にカニタンクを使用出来る。

これが僕が思うシャープマーカーの3つめの強みであると僕は考えます。

 

Chill Season前半 残りのあらすじ

すみません、もっと深堀して環境を振り返っていこうかと思ったのですが、

アプデまで時間がなく(自業自得)、アプデ後に出すのもむなしいので

ここからはざっくりとまとめておきます。

また気分が乗ったら深堀りしてみようかなと思います。

試行錯誤されたカニタンクメタ
  • ジムワイパー
  • 対物カニタンク
  • 対物ウルトラショット(環境入りならず)
シャプマ以外の環境武器
  • ジムワイパー(手前処理、牽制力がトップクラス、シャプマのメインクイボとのコンビが最高、ショクワンダーで敵の後衛ブキの無力化←後衛不採用の理由の1つ)
  • スクリュースロッシャー(優秀なカバー性能、タンサンボムとナイスダマの制圧力)
  • クアッドホッパー(強制的に敵を釘付けにすることで、シャプマジムスクスロのカバー力をより一層引き立てる)

※シャプマ以外の短・中射程はシャプマの制圧力とジム・クアッドの試行回数の多さに殲滅されていると思ってます

(準環境:リッター、バレルスピナー、ボトルカイザー、ノーチラス)

流行ったギア
  • イカニンジャ
  • 復活短縮
  • ステルスジャンプ
  • ペナルティアップ
  • 対物

 

いかがでしたでしょうか。

スペシャル・ブキで振り返るといいながら、シャープマーカー・カニタンクの考察記事になっちゃった気がしますが、

それだけの存在感を放ったスペシャル・ブキということにしておきましょう。

後衛ブキが不要とも言われている今の環境はかなり異常な環境だと思っています。

シャプマのカニタンクの回転率が落ちない限りは後衛ブキの立ち位置はなかなか無いかもしれませんね。

 

まだまだまとめたい内容はありますが、振り返りはここまでとさせていただきます。

数年後に、「こんな環境あったよね~」とスプラ仲間と笑いながら話せるネタに少しでもなれば幸いです。

 

明日、2023年1月18日からはChill Season後半が始まります。

環境の変化を感じながらプレイするのは流行りのゲームをする醍醐味ですね。

どのような環境になるのか僕も非常に楽しみです。

 

また環境考察記事はあげていきたいと思いますので、よければお読みいただけると嬉しいです。

長くなりましたが、ありがとうございました。